2016年12月 4日 (日)

朱色の世界に染まる―京都・紅葉狩りの終りの日―

 京都・紅葉狩りの3日目、最終日です。嵯峨野高校生物部の後輩たちとの52年ぶりの再会の日。この日に備え、風邪を引かないように気をつけていたのですが、先週の季節はずれの雪の日以来、なんとなく風邪気味で、この一週間、気の落ち着かない日々を過ごしました。Img_2269     (嵐山・保津川右岸から対岸を見る。遊覧船がのんびり、行き交っていた)

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2016年12月 3日 (土)

朱色の世界に染まる―京都・紅葉狩りの中の日―

 京都での紅葉狩りの二日目は、両親の墓参を兼ねて姉2人と一緒に、鷹峯・源光庵と妙心寺を訪ねました。鷹峯は京都市街の北西端にあり、やや標高のあるところから、中心部より気温は低い。紅葉はすでに盛りを過ぎ、芝地の上に落葉が積み重なっていた。Img_1978_4

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朱色の世界に染まる―京都・紅葉狩りの初日―

 この週はじめ、姉夫婦の見舞いを兼ねて、京都で紅葉狩りを楽しみました。大学時代の友人との数年ぶりの、そして高校の生物部の後輩たちとの52年ぶりの再会を、美しく朱色や緋色に染まったモミジのもとで、果たすことができました。Img_2360    (今回の紅葉狩りで、もっとも朱色が際立っていた大覚寺・大澤の池の紅葉。)

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2016年12月 2日 (金)

大河小説の醍醐味を味わう―津島佑子著『火の山―山猿記』

 Tさんへ
 その後、如何お過ごしでしょうか。
 秋の寄合いの時、長年介護なさってきたお姉さんが亡くられたことや、地元では由緒ある旧家であったTさんの実家について、話されました。富士山をまぢかに仰ぎ見るTさんの実家は、貴兄の子ども時代は、両親と10人の子どもからなる大家族だった、ということでした。長兄と末っ子の貴兄との年齢差は、20歳以上離れていた。その長兄が、医者となってT家を継ぎ、現在、その息子がやはり医者として、T家の跡取りとなっている。貴兄たちが生まれ育った家は、旧家にふさわしい歴史ある大きな木造住宅でしたが、あちこちの痛み激しく、ついに取り壊すことになったと、懐古と惜別の情深く話されました。
 津島佑子著『火の山―山猿記』を読んでいて、小説の主人公たちの有森家とT家とが、駿河と甲州の違いはあるとしても、「地方の旧家、大家族、富士山」という3つのキーワードで結ばれていることを発見し、これは貴兄に知らせなくては、と思った次第。

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2016年11月12日 (土)

観音山丘陵(高崎市)をちょっと散歩

Img_1668 快晴。観音山丘陵の一角、高崎市染料植物園から白衣観音前を通り、野鳥観測小屋を経て植物園駐車場へ戻るコースを散策。駐車場のハナミズキが紅葉し、真っ赤の実をつけていた。

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2016年11月 8日 (火)

重度障害者殺傷事件と津島佑子著『狩りの時代』

  19人もの死者をだした相模原市の重度障害者殺傷事件は、世界各地でつづくテロによる多数殺人事件を連想させ、日本国内だけでなく世界を震撼させました。また、各メディアの報じた「重度障害者は生きていても意味がないので、安楽死にすればいい」「障害者は不幸を作ることしかできません」「世界経済の活性化のため」といった容疑者の言葉は、ナチス・ドイツが優生思想により、ユダヤ人虐殺に先立ち、知的障害者や精神障害者など約20万人を抹殺したことを、思い起こさせます。事件直後、全盲と全ろうの重複障害を持つ福島智・東大教授は、事件の背景として、「労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化」する現在の世界を覆う新自由主義的な人間観にあるとし、「そこでは、重度の障害者の生存は軽視され、究極的には否定されてしまいかねない」と指摘しました(毎日新聞7/28)。

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2016年11月 2日 (水)

「正義」という言葉が生きていた―群馬・原発避難者集団訴訟が結審

Img_1636 昨日(10月31日)、福島原発事故により群馬県へ避難した人びとが起こした集団訴訟が結審するということで、前橋地裁へいきました。原告のひとりで、今春、福島原発被災地を案内した丹治杉江さんから声が掛かったもの。地裁入口の受け付けで「0019」の傍聴整理券のリストバンドを腕にセットしてもらい、40分間ほど小さな会議室で、抽選結果を待ちました。しかし、壁の張り出された当選番号には「0018」はありましたが、私の番号はありませんでした。残念ながら傍聴はかなわず、裁判後の報告集会に参加することにしました。

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2016年10月23日 (日)

70歳になりました。

 70歳になって、健康保険の自己負担が2割となった以外、特に何かが変わったわけではありません。ただ、節目の年齢のためか、あと何年生きるのだろうか、とふと考えました。日本人男子の平均寿命80.9歳並に生きるとすれば残り10年すこしだし、親父とお袋の平均死亡年齢88歳までだとあと18年となります。この10年あるいは18年が、短いのか長いのか、未来を想像すれば長い気がするし、過去10年から18年を回想すれば、あっという間の時間だった、という気がします。そして、10年より短ければ短命だったと諦め、18年を超えて生きつづければ、自らの長命をありがたいと世に感謝するだろう、と思います。

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2016年10月17日 (月)

里山散策

  雨の多い秋です。朝の里山歩きが、すっかり減りました。この日曜日、久しぶりに快晴に恵まれ、近くの里山を散策しました。Img_1329 アケビ(木通)の果実が生っており、すでに多くが熟して縦に割れていました。茎の木部は利尿剤等となる生薬・木通から、この漢名が宛てられています。かつて好奇心から食してみましたが、さほどうまいとも思いませんでした。

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2016年10月13日 (木)

津島佑子著『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』を読む

 Aさんへの手紙

  元気にお過ごしですか。
 津島佑子著『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』を読み終えたとき、もし貴君がまだ、この本を読んでないとしたら、是非、読むことをすすめたいと思いました。

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