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2006年1月 1日 (日)

還暦を迎えました

あけまして おめでとう ございます

 還暦を迎えました。定年までもあと僅かとなり、「もうひとつの人生」への出発点に立った気分です。そこで、これまで親しんできた作家たちの作品を、これからじっくりと、読み直していこうと思います。フィレンツェの詩人ダンテは、「ひとの世の旅路のなかば」を35歳と考えました。晩生の私は、この歳を「人生の半ば」として、過去読んだ書物を通して、自分のこれまでを振り返りながら、「もうひとつの人生」を歩み始めようかな、と思います。ダンテは「旅路のなかば、ふと気がつくと、私はますぐな道を見失い、暗い森に迷い込」んで、地獄へと旅立ちました。さて、私の旅立ちは・・・?(ダンテ著・寿岳文章訳『神曲-地獄編』より)

 まずは、お気に入りの作家たちの、還暦の頃書いたり出版した作品を読むことにします。インターネットで彼らの年賦を検索したところ、この時期の作品に、代表作が多いことを発見し、妙に納得しています。

谷崎潤一郎(1886-1965)『細雪』発表43-48(新潮文庫)・井伏 鱒二 (1898-1993)『珍品堂主人』 59(中公文庫)・山本周五郎(1903-67)  『さぶ』 63(新潮文庫)・竹内 好(1910-77)『中国を知るために 第2,3集』70(剄草書房)・武田 泰淳(1912-76)『私の中の地獄』72(筑摩書房『全集』第18巻)・野間 宏(1915-91)『狭山裁判 上,下』76(岩波新書)・堀田 善衛(1918-98)『スペイン断章‐歴史の感興‐』79(岩波新書)・加藤 周一(1919)『美しい時間』80(かもがわ出版『小さな花』所収)・鶴見 俊輔(1922)『戦時期日本の精神史』 82(岩波書店)・司馬遼太郎(1923-96)『菜の花の沖』 82(文春文庫)・遠藤 周作(1923-96)『女の一生』 83(新潮文庫)・陳 舜臣(1924)翻訳『叛逆小説 李自成』84(徳間文庫)・井上 光晴(1926-92)『地下水道』87(岩波書店)・藤沢 周平(1927-97)『蝉しぐれ』87(文春文庫)・加賀 乙彦(1929)『海霧』 90(潮出版社)・小田 実(1932)『民岩太閤記』92(朝日新聞社)・井上 ひさし(1934)『父と暮せば』94(新潮文庫)・大江健三郎(1935)『燃え上がる緑の木』 93-95(新潮文庫) 

  これらの作品を1,2年かけて読めればなあ、と思います。還暦を迎えた皆さん、またはその前後の皆さん、ご一緒しませんか?

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