谷川岳の小さな紅葉
先月末の日曜日、思い立って妻とともに、谷川岳に行きました。前日は快晴だったのですが、当日は曇り空。ロープウェイを降り立った天神平は、濃いガスが立ち込め、駅の天候表示板には、視界20メートルとありました。でも、ロープウェイから見下ろす途中の景色は、山の斜面が紅葉に彩られ、車中にため息が漏れました。
レストランでお茶を飲んだ後外へ出ると、一陣の風が大きく吹くと、一面に立ち込めたガスは、たちまちに消えていき、視界が一気に広がりました。そこで予定通り、熊穴沢小屋までの往復ハイキングに出かけました。
ガスが消えたといっても、空の厚い雲は依然変わらず、景色を写真に収めるには、暗すぎます。でも、足元の斜面に這い蹲るように生えている小さな植物たちの紅葉が、大変美しい。今日は、これらの小さな紅葉を、撮ることにしました。おそらく、全山が燃えるような紅に染まる時、ブナやナラの大木の下や、ドウダンなどの潅木の下で、こうした小さな生命たちも、けなげに、大木たちと一緒になって彩
りを添えているのでしょう。
山小屋からの帰りは、山頂まで登ってきた人たちに混じって、下山しました。往復2時間強の、ハイキングでした。
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