イノシシが出た!
この月曜日の夜、勤め帰りの道路上で、イノシシの子どもに出会いました。車の前を、道脇の草むらから、のそっと出てきたケモノ。見た瞬間は、タヌキかと思ったのですが、突き出た鼻に、すぐにイノシシとわかりました。まだ、こどもですが、既にウリ坊のような斑点模様は無く、もう大人のような毛並みでした。アンちゃんかな。車を止め、様子を見ていたのですが、先方さんも足を止め、こちらの様子を見ている風でした。ライトを幾度が上げ下げしてやると、もとの草むらへと、戻っていきました。
つい先日の村内の集まりでは、イノシシの話題に花が咲きました。お向かいの息子さんは、やはり勤め帰りに、夜半近くだったとのことですが、道路を闊歩するイノシシの集団に、出くわしたとのこと。そのうちの1頭が車にぶつかり、修理代10万円なり。農作物の被害も、あちこちで出ています。さつまいもが、大好物。しかも、まるまると太った芋が、よりお好みのようです。栗も大好きなんですつて。栗畑には、イガだけが残されています。春先には、筍を掘り返して食べるようです。
一昨年の夏、早朝、犬と散歩に出掛けた時、森の中を走り抜けるケモノのような足音を聞き、ギクッとしたことがありました。犬や猫とは違い、明らかに蹄(ひずめ)のある、しかも結構体重のある動物が、けたたましく「ドドッドッ」と走ったのです。そして、その動物の走っていた先で、ギャーッときじの叫び声がしました。後に、山に住む婆様に聞いたところ、「それはイノシシじゃ」ということでした。
9月の末には、町内にツキノワグマが出て、大騒ぎをしました。また、「サルが2頭、落花生を剥いて食べているので、気をつけておくれ」と班長さんから、電話があったのも、ついこのあいだのこと。この村に引っ越してきて20年弱経ちますが、こうしたことは、ここ数年のこと。ご近所に聞いても、「生まれてこのかた、こんなこと初めて」と皆さんが、口を揃えています。さて、自然は、人と自然の関係は、どうなっているのでしょうか?
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こんにちは。小生の師匠は熊観察を18年間続けています。
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投稿: 熊大好き | 2006年11月 5日 (日) 19時49分