紅梅の開花
これは、里山ではなく、東京の話題です。
荻窪の観泉寺の紅梅が咲きました。昨年は、この時期に咲いていたかどうか。群馬の山里にあるわが家の紅梅は、毎年3月の中旬頃に咲きますから、東京の紅梅は、たいへん早い開花です。テレビのお天気番組で、気象庁の庭園の紅梅が、18日の日に開花したということですが、平年より11日早く、昨年より20日も早い開花だそうです。確かに、 暖かい冬です。足下では、ツツジも咲いていました。これは、狂い咲きです。 観泉寺は、今川氏ゆかりの寺で、当家累代の墓があります。荻窪駅から北西方向徒歩20分位のところ、静かな住宅街のなかに、堂々とした山門と本堂を構えてあります。周囲の竹やぶも美しく、春の枝垂桜は、見事です。
荻窪といえば、井伏鱒二を連想するわけですが、彼の年譜を読んでいたとき、この寺の話題が、少し出てきました。[1957年59歳 12月盲腸手術で荻窪病院に入院。観泉寺の除夜の鐘とともに全身麻酔]。この2年後に、私の気に入りの小説『珍品堂主人』が発表されます。教師くずれの骨董屋が、面白くも悲しく、人生を飄々と過ごし行く物語。おすすめです。
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