ネット・デモクラシー
先の選挙で当選した元自衛官佐藤正久参院議員の発言が、ネットで波紋を広げています。
その発言とは、「(オランダ軍が攻撃を受ければ)情報収集の名目で現場に駆け付け、あえて巻き込まれる。巻き込まれない限りは(武器使用が可能な)正当防衛、緊急避難の状況はつくり出せない。普通に考えて手を差し伸べるべきだという時は行ったと思う。日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろう」というもの。 集団的自衛権を研究する政府懇談会が、海外に派遣された自衛隊が、活動をともにする他国軍が攻撃された場合に現場へ移動して応戦する「駆け付け警護」を容認する方向で一致した、とするテレビ報道のなかでの佐藤議員のコメント。自衛隊法および憲法違反、シビリアンコントロール逸脱等の問題が指摘されています。
ネットでの波紋の広がりを追っていくと、加藤哲郎さんのいう「インターネット・デモクラシー」の実相が、見えてきます。