奥利根水源の森
夏休みは、息子や甥・姪とその子供たちがわが家に集まり、2泊3日の集団生活を楽しみました。題して、「07いとこ&はとこ会」。ことしは、お袋も参加して4世代18名の大所帯の集いとなりました。 初日、お昼は恒例の流しそうめん。裏の竹薮から、直径10cmくらいの真竹を採ってきて真ん中で縦に割き、節をとってできあがり。これをやると、普段は食の細い子供たちも、夢中になってそうめんを食べます。上流で、そうめんの流し役は、それはそれは多忙です。
翌日は、奥利根水源の森で、終日遊びました。ここは、利根川の源流、ブナの原生林が広がっています。大木の幹や葉の間から覗く青空が、まぶしくきれいでした。山歩きははじめての3歳の孫娘も、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちと一緒に、楽しそうに歩いていました。
オオシシウドやツリガネニンジンが咲いていました。ただ、夏の花の季節は、このあたりでは、そろそろ終わりなのかもしれません。花の数は、少なかったです。
川原で水遊びをしていて、小さなサンショウウオを見つけました。こどもたちは、手の平に載せてもらって、大喜びでした。
水源の森を取り囲む形で、林道が整備されています。車でゆっくり走って20分位の距離です。ブナの森駐車場で車を止め、外へ出ようとした瞬間、スズメバチの大群に襲われそうになりました。別の車に乗っていた甥が、大声で警告してくれて、無事車に逃れました。甥の話では、数分前から彼の車が襲われ、カツンカツンと窓ガラスに体当たりを食らわしていたようです。山荘の主の話では、この時期、スズメバチは巣分かれのため、凶暴になるとのこと。始めての経験で、足のすくむ思いでした。 水源の森の散策のあとは、照葉峡のつづみの滝近くで、水遊びをしました。この照葉峡には、大小10数個の滝があり、どの滝にも、俳人水原秋桜子に命名されたという名前が付いています。岩魚の滝、翡翠の滝、時雨の滝等々。水源の水は、足を切るような冷たさでした。子供たちは、水中に身体を沈めても、すぐに上がってきます。大人たちは、川原で涼風を満喫しました。ここ源流は、36℃の下流とは別世界のようでした。
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