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2007年9月23日 (日)

猛暑の秋か?

 夏が終わりません。お彼岸に入っても30度を越し、夜も寝苦しい。
 今朝8時すぎ、庭の生垣の剪定をしていたのですが、1時間もたたないうちに具合が悪くなって、途中で放り投げてしまいました。強烈な直射日光に当てられてグラッとし、熱射病じゃないかと心配しました。家内からスポーツドリンクを与えられ、しばらく横になっていました。
 といっても自然と農業は、着々と秋真っ盛りに接近しつつあります。

P1000301

 家の前の畑に蕎麦の種が蒔かれたのは、盆過ぎでした。先週末あたりから白い花を着け始めましたが、どうも勢いがありません。今朝写真にとって昨年同月日のと比較してみたのですが、出来が良くありません。先日の台風の報告のとき、農産物の被害はあまりなかったように書きましたが、やはり台風害を受けていたのです。蕎麦の花の写真掲載は断念。しかし、栗はご覧のとおり、今年も立派な実をつけています。
P1000356_2 青い実をつけたサンキライ(山帰来)がありました。別名サルトリイバラ(猿捕り茨)ともいわれるユリ科の植物で、10月末になると美しい赤色に染まります。陶磁器の絵柄に使われたり生け花に好んで使われます。「山帰来」は詩的な感じですが、面白味では、俄然「猿捕り茨」。この月末の隣り組みの道路清掃で、草刈機にかからないように、そっと奥のほうに仕舞って置きました。P1000357  ラグビーボール条の青白い実は、カラスウリ(烏瓜)です。夏に咲く糸条の白い花はなかなか幻想的ですが、秋おそく赤いオレンジに染まった実も、素朴な美しさをかもしだし良いものです。子供のころ、なかの焦げ茶色の種子をとりだし、「エべッサン」と称して遊びました。

P1000334_2  薄暗い竹薮のなかに、灯りをともすようにポッと咲いていたのが、シュウカイドウ(秋海棠)。この近くでは、この竹薮にだけ生えています。朝日新聞「天声人語」に「またの名を断腸花と呼ぶのは、悲しみを誘うかのような風情のゆえらしい。作家の永井荷風は、この花を愛(め)でて庭に植えた。居宅を断腸亭と称し、名高い日記「断腸亭日乗(にちじょう)」を42年にわたって書き継いだ」とありました。

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