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2007年10月31日 (水)

ロケット発射 !

P1000783  日曜日の昼下がり、二人の孫を連れて近くの公園へ行きました。公園の片隅に、太い電信柱のようなものを積んだ軽トラックが止まっていました。近くにおとなの男が二人、なにやら忙しげに立ち働いています。しばらくすると公園の拡声器から、アナウンスが流れました。「ロケットを発射します。みなさ~ん、集まってください」。

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 こどもとおとなが、四方から集まってきました。「みんなが手伝ってくれたら、30分ほどで発射できま~す」の声に、10人前後の人が、いっせいに手をあげました。幼児から初老の男性まで、好奇心の強そうな助っ人が、名乗り上げました。P1000794             
 発射装置は、7本のペットボトル。2割ばかり水の入った大きなペットボトルに、自転車用の空気入れで、どんどんエアーを押し込んでいきます。するとペットの中の水が泡を立て激しく飛び散ります。エアーが高圧で圧縮され、大きな反発力をもちます。P1000793
 発射装置を点検している男性が、ロケットの仕掛け人。その向こうで、オレンジ色のシャツを着たこどもが顔を真っ赤にして、空気入れを押しています。ペットボトルにエアーが入いるにつれ、空気入れを押す力も容易ではありません。満杯近くになると、大人の男の登場です。20分はたっぷりかかりました。そして、いよいよ発射。P1000795
 このころには、50人以上のこどもとおとなが、遠くからロケットを取り囲んで、まだかまだかとそのときを待っています。カウントダウンが始まりました。みんな大声で参加しました。「10、9、8・・・・・3、2、1、0、ハッシャー !」。・・・打ち上げ大成功!   P1000797    「ぼくたちのロケット」は、群青色の秋空に吸い込まれるように、遥か大宇宙に向けて、勇躍、飛び立っていきました。大きな拍手が起こりました。みんな満足そうな笑顔で、お互いを讃え合いました。二人の孫と、おめでとうと握手をしました。                                                                     

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