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2007年11月23日 (金)

あんぽ柿のふる里

P1000954  昨日、仕事で福島県に行きました。昼過ぎに福島駅に着いたのですが、駅ビルの外は雪がこんこんと降っていました。車で伊達市に向かう途中、収穫を待つばかりの赤く熟したリンゴが、雪中にふるえていました。京都生まれの私は、リンゴのなる樹を見ただけでうれしくなるのですが、雪の降りしきるリンゴの樹となると、いささかの興奮を抑え切れません。当地の雪は、既に今季2度目とのこと。

P1000947  仕事の後、会社の若い社員の案内で、彼の母親の実家へ、あんぽ柿の乾燥風景を見にいきました。伊達市梁川町五十沢(いさざわ)。あんぽ柿発祥の地とのこと。作業場にお邪魔した時は休憩中でしたが、わざわざ皮むき作業を実演してくれました。柿の実を器械にセットしたら、数秒で皮をむきおえました。皮をむいた柿は、へたに残した枝をビニール紐に結わえて連作りをします。それを硫黄薫蒸した後、自然乾燥させるとのこと。P1000937_2温風による人工乾燥もありました。 
 品種は蜂屋柿といい縦・横8㎝×8㎝くらいの大きさの渋柿です。ここ五十沢では、18世紀半ばから、この蜂屋柿の干し柿はありましたが、現在のあんぽ柿となったの1920年代初めの頃。アメリカの干しぶどうの硫黄薫蒸をヒントに出来上がりました。名称は、江戸時代に呼ばれていた「天干(あまぼ)し柿」が訛って「あんぽ柿」となったようです。
P1000939  昨年末、当地に住む友人がこのあんぽ柿を贈ってくれました。干し柿や熟柿に目のない家内は、荷物が到着し荷ほどきもそこそこに、かぶりついていました。私も負けずに、かぶりつきました。肉厚の軟らかい果肉に包まれた甘いゲル状の中心部が、とろ~っと口中にひろがります。至福のひと時でした。

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