高崎観音山丘陵の散策
早朝7時、村恒例のどんと焼きがあり、おふくろを車に乗せて見物。今年は生まれて初めて繭玉をつくって焼き、家族三人で食べました。今年1年の無病息災を祈願、「これでまた長生きや」とおふくろ。
午前中、染色植物園の駐車場に車をおいて、同植物園・ひびきばし(大つり橋)・白衣大観音・野鳥の森のコースで、観音山丘陵を2時間半ほど散策をしました。白衣観音の足下で、はやくも紅梅が咲いていました。
染料植物園からひびきばし(大つり橋)へ行く途中の森は、シラカシやアラカシの常緑中高木が多く、落葉樹の多い群馬の山では珍しい感じです。なかに赤い果実をつけたシロダモが群生していました。
この果実は、油をしぼって灯火用やつづ蝋に使うと植物図鑑にありますが、いつの時代の話か不明。春の新葉は、黄褐色の毛に被われてだらりと垂れ、ウサギの耳にそっくりだそうです。新緑の季節が楽しみです。
ひびきばしは、長さ120m、幅2m、高さ30mとなかなか雄大なつり橋です。ここまで足を伸ばす人は少なく、いつ来ても閑散としています。贅沢な散歩コースです。1998年設置でまだ新しい。
つり橋のたもとでジョウビタキが、地上におりて何かをついばんでいました。冬には、わが家の庭にもよく飛んでくる野鳥です。北方からの渡り鳥で、4月には帰っていきます。翼の白い斑点が目立ちます。
白衣観音の西側、野鳥の森入り口に、バードハウスがあります。高崎市の施設で、日本野鳥の会が運営しています。餌場や水場をつくって野鳥を集め、ガラス越しに観察することができます。地元野鳥の会の会員さんが、餌場に集まった野鳥の名前を教えてくれました。滞在した30分ほどの間に、写真のエナガのほか、シメ・メジロ・シジュウカラ・ヒガラ・ヤマガラなどが、餌をもとめて飛来してきました。餌は、牛脂の塊とヒマワリの種子。小昆虫を食する野鳥は、牛脂を好むとのこと。
野鳥の森から再び白衣観音を経て大つり橋を渡り、植物園の駐車場に戻りました。途中木道も整備されていて、大変気持ちのいい、お気に入りの散策コースです。
野鳥の森で小鳥たちにあったためか、今年はひとつ野鳥観察をメニューに加えようと、秘かに目論んでいます。
« あなたは西暦派それとも年号派 | トップページ | 医療崩壊 »
コメント