探鳥ごっこ
ここ数日の早朝、裏の竹薮から、キツツキのドラミングをする音が、聞こえてきます。空洞の竹をくちばしで激しくつつくので、かん高い連続音が、寝床にいる私の耳に届きます。夕方、犬たちを散歩につれていったときも、同じ竹薮でドラミングの音が聞こえました。あんなに長時間、激しく連続で、朝も夕も竹をつつき続けて、くちばしや首がおかしくならないのかと、同情します。この冬にはたびたび、わが家の庭にもやってきて、樹の幹をつついていました。シジュウカラの群れと一緒に来て、樹の幹の下方から上方に移動しながら、ドラミングをし続けていました。野鳥図鑑で調べると、コゲラでした。
ウグイスのさえずるのとほぼ同時期に、ウグイス崩れのような大きな鳴声で、わめくような鳥がいます。ともかく、声がおおきく、うるさい。何奴だとおもっていたとき偶然、カメラでキャッチしました。野鳥図鑑で調べてみても、わかりません。そこで、高崎観音山の野鳥の森に行き、野鳥の会の人に聞いてみました。ガビチョウ(画眉鳥)だとのこと。ウィキペディアには「外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっている」とのこと。1980年代、それまで輸入されていたのが人気の低下とともに、野に放たれました。「侵略的外来種」なんて指名手配されているようで、ちょっとかわいそうですが、しかし、うるさい鳥です。
庭を訪れる野鳥は、結構その種類も多く、それぞれが姿と鳴声と習性に個性があって、おもしろい。いままでほとんど、野鳥への関心を持たなかったのですが、かれらの動きや鳴声を聞いていると、かわいく愛着がわいてきます。ネットで愛鳥家のみなさんのサイトを開いてみて、カメラ映像の美しさに圧倒されました。あの動きまわって止まることを知らない野鳥たちを、見事にキャッチしています。しばらく探鳥ごっこを、愉しみます。
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