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2008年4月29日 (火)

新緑に染まって

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 日曜の朝は、お袋と家内を伴って、高崎・観音山丘陵を散策。10メートルと歩けないお袋は、車椅子に乗って、新緑を愉しみました。
 うさぎの耳そっくりのシロダモの新芽が、開いていました。この冬には、暗い森のなかに、真っ赤の実をつけていました。葉の表面には、小さな毛がいっぱい生えています。写真をクリックして大写しにすると「うさぎの耳」の産毛がみえます。そっと触ってみると、柔かくてちょっと気持ちがいい。

P1010859  オニグルミの雄花が、青空を背景に、垂れ下がっていました。コナラやカシワの雄花も、同じように垂れ下がっています。地味な風媒花たちですが、新緑の季節には欠かせません。いまだ葉の緑は淡く、青空に透き通るようです。
P1010901 ニシキギの小さな花が、ひっそりと咲いていました。花の淡い黄緑色が、葉の新緑に埋もれています。錦木と字のとおり、秋の紅葉は、一級品。枝に付着した翼のようなコルク質が特徴。P1010899
 明るい赤色の新芽を吹いた木が、あちこちにありました。アカメガシワ。この時期の森のなかは、緑一色で赤が少ないものですから、よく目立ちます。この赤色は毛のようなもので、夏になると脱落し、緑色となります。そうなると、ほとんど人の眼をひくことがありません。お袋は、ゆく先々で、ため息とも歓声ともつかない言葉をもらしながら、久々に新緑を堪能していました。
P1010937_2  午後は、エイヤッと脚を伸ばし、足利のフジを見に行きました。直径30メートル以上の藤棚は、圧巻でした。この地に移植して12年、元は50畳敷き位だったのが、現在では600畳ほどの面積になったとのこと。連休後半が、見頃だと思います。P1010917_3

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