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2008年5月11日 (日)

スローフードのゴキンジョ・ヴァージョン

 昨晩は、近所の皆さんが集まって「新茶とお蕎麦の会」を開きました。昨年に続いて2度目の催し。予定の夕方6時には参加者14名が全員集合し、席につきました。皆さんがそれぞれ、1,2品の料理を持ち寄ってきています。早速、会場の農家茶屋ご主人から、打ち立ての蕎麦が供せられ、みんなで舌鼓を打ちました。昨秋、茶屋隣りの畑で取れた蕎麦を、食べる直前に打たれたもの。感想は、「うまいッ!」の一言。

 持ち寄り料理の一覧と食材の出生地を記しておきます。
 蕎麦(我が家の東隣りの畑)、キャラブキ(フキ:斜め隣りの斜面、トウガラシ:すぐ南の畑)、タケノコの煮物(東側山裾の竹藪)、タケノコの味噌漬け(東北山頂の竹藪)、タケノコの木の芽味噌和え(タケノコ・サンショウ:西側の竹薮、味噌:上野村)、キュウリとナスの即席漬け(キュウリ・ナス:吉井町、ツチショウガ:高知県)、コゴミの和え物(コゴミ:新潟県)、野菜のてんぷら(カボチャ、シイタケ、青菜:吉井町、多分茶屋主人の畑)
 ほとんどの食材が、私の家から50メートル以内で収穫したもの。つづいて、町内産。そして、味噌が県内上野村産。ツチショウガとコゴミだけが、県外産でした。地元の伝統料理と食材で、ご近所同士がゆっくりと食事を愉しむ、これはまさに、スローフードそのもの。秋には、芋煮会が計画されています。これも、地元産に徹して、スローフードを愉しみたいと思います。ただ、肉はどうなるか。鶏を飼っている農家はありますが、お仲間にとり嫌いがいますので、使えません。猪が捕らえられればと期待するのですが、最近では、あの捕獲のための檻(おり)も当の猪に馬鹿にされて見向きもされず、当てに出来ない。川魚捕りをみんなでするかな。
 蕎麦を食べたあとは、今年の新茶を飲みながら、おしゃべりを楽しみました。話題は、もっぱら野鳥のこと。猪の話題は、いささか賞味期限切れの感じで、新しい情報もないためあまり人気がありません。ただ、昨年の今頃は、猪がタケノコを食い荒らしていたのに、今年はちっともタケノコを掘り返そうとしないそうです。タケノコは、例年になく豊作模様なので、いまは人間が振り向かなくなった奥地のタケノコを掘り返して食べているのかもしれません。
 お喋り画眉鳥(がびちょう)が、ひとしきり話題に上りました。昨年までは、遠くの山からウグイスのさえずる声とともに、いい声で聞こえていたのに、今年は春先から、庭にやってきてうるさく叫んでいる。1羽の画眉があちこち飛んでは、鳴き散らしているらしい。いや、結構の数の画眉がいるらしい。奴は、中国からの帰化鳥らしい。本当におしゃべりだね。ともかく途中で止まらず、連続して鳴き続けるから、なおうるさい。でも、なかなかきれいな羽毛をしているよ。明るい茶黄色に、目の周りを白い毛が被っている。人間にも、画眉鳥みたいなおしゃべりがいるわね。
 アオサギが、農家茶屋の小さな池の鯉を狙って、やってくる話。私の部屋の窓から、このアオサギを時々見掛けるのですが、水の張っていない田圃になんでやって来るのかなあ、と思っていたのですが、狙いは池の鯉だったのです。30㎝くらいの大きなもの以外は、ことごとく食べられてしまったとのこと。
 ヒヨドリは、ヒメコブシの花芽が好きなようです。斜め向かいの農家では毎年、やられているようです。胸毛の白いカラスの話。結構人なつこいカラスです。大分前からいるようだ・・・・・。野鳥たちの話がつきません。  
  

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