ナツツバキの花
どんよりした梅雨空、温度24℃・湿度74%は、じっとしている分には、さほど苦痛ではありませんが、ちょっと歩いたり立ち働くと、汗が噴きだして来ます。朝早く、近くの山を1時間ばかり歩いてきて、さっきまで汗びっしょりでした。シャツを着替えて、パソコンに向かっていると、微風は少し寒い感じすらします。今、雨が降り出しました。
庭のナツツバキ(夏椿・別名シャラノキ 娑羅樹)が咲き始めました。京都の妙心寺・東林院の庭が、懐かしく思い出されます。毎年、この時期だけ開かれる塔頭で、苔のうえに落ちた白い花が、雨中、強く印象的でした。
庭にはもう1種、花が咲き始めています。ミヤギノハギ(宮城野萩)。萩は秋の花との観念は、いつ私の中に入ってきたのか。従来、こんなに早く咲いていたのかなあ、と思い出してみるのですが、記録がないからわかりません。ただ毎年、7月末には開花していました。隣家の小さな池には、薄紫色のショウブの花が咲いています。
5月の山は、幾種類もの木々の白い花たちが、目を楽しませてくれましたが、いまはほとんど緑一色。そのなかで、オカトラノオ(丘虎の尾)がひとり、小さな群れをなして咲いていました。トラノオと名のつく植物は、エチゴ・・・イブキ・・・ルリ・・・といくつかあるようです。
山の小路を歩いていると、赤い実が生っていました。萩の花も早い感じですが、この赤い実も随分早い。帰ってネット図鑑で調べてみたら、ニワトコ(接骨木)の実のようです。ウィキペディアによりますと、果実酒の材料になり、縄文時代の土器から、大量のニワトコの実が発見され、酒が醸造されたとの仮説も唱えられているそうです。
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