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2008年12月31日 (水)

2008年の大晦日

  2008年が、暮れていきます。NHKの夜7時のニュースで、日比谷公園で年末年始を生き抜いていこうとする年越し派遣村のことが報道されていました。40歳余の参加者の1人は、派遣を打ち切られ、まともな食事もせずに公園にいたところを、派遣村のことを聞きかけつけたとのこと。ひさびさの暖かい食事にありつき、「こんなにありがたいことはない。必ず恩返しをしたい」と語っていました。不当にも馘首した会社への恨みではなく、派遣村とボランティアのひとたちへの、心の底からの強い感謝の気持ちを表していました。

 イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区空爆のニュースの続報がありました。死亡者360人、負傷者800人以上のテロップが流れます。地上軍によるガザ侵攻の可能性もあり、停戦ができなければ、中東全域を巻き込む大戦争の発生が懸念されています(田中宇「国際ニュース解説」)。空爆で殺された子どもの遺体写真は、本当に悲しい。私の孫娘たちとかわらない年齢の子どもたちです。
 これらが、日本と世界の2008年大晦日の様子です。
 まもなく始まろうとしている新しい年が、貧しい人々には光が、戦争にある人々には平和がもたらされることを、こころから祈ります。
 そして皆さんも、いい年を迎えられますように。

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