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昨秋のリーマン破綻に端を発した金融危機は、実体経済を直撃し、深刻かつ広範な世界同時不況・経済危機をもたらしました。この金融・経済危機は、国家財政や企業経営に破滅的な影響を及ぼしつつあると同時に、地球上のあらゆる地域の人びとの仕事と暮らしに、取り返しのつかない打撃を与えつつあります。
100年に一度(論者によっては資本主義はじまって以来)という未曾有の危機をもたらした原因が、新自由主義に基づく政策であり市場原理主義者たちであることは、多くの論者の一致するところです。そして、この危機打開のための新たな道の模索が、真剣かつ活発になされ始めています。「世界」(岩波書店)5月号は、こうした動きを伝えてくれます。
母の見舞いに来てくれた姉や姪たちを案内して、甘楽町の公園へ花見に出かけました。夏のような暑い日差しのなか公園には人も疎らで、ただ野鳥たちがにぎやかにさえずっていました。桜の花のなかを、鶯が飛び交ひながら、美しい声を張り上げています。そこに、くちばしの下に黒色の蝶ネクタイを締めたような、すこし小太りの鳥がやってきました。我が家の庭にもときおりやってくるシメ(旨鳥)のようです。
吹雪く雪道を、病人を乗せた箱橇がいきます。病院の帰りには、冷たいむくろを乗せてくることがありました。「ああ、また箱橇がいく・・・」。深澤晟雄村長以前の旧沢内村をイメージするとき、どうしてもこの箱橇のシーンが、眼に浮かびます。