衣笠カトリック教会
昨日、京都・金閣寺の近くにある衣笠カトリック教会において、親しかった信者の皆さんと家族によって、母を送るミサが行われました。母は、この教会において1953年、40歳になる年に洗礼を受けました。洗礼名エリザベート。
写真の聖堂は、1958年に建設されました。すでに半世紀が経っていますが、純白の外壁は、建設当時のままの美しさを保っています。
聖堂のなかの南面には、イタリア・トリエステの工房で制作されたというステンドグラスがはってあります。外は小雨が降りはじめ薄暗い聖堂内には、ステンドグラスからの光が差し込んでいました。最初に目に入ったのが、イエスがヨハネから洗礼を受けている絵です。イエスの頭上には、聖霊をあらわす鳩がとんでいます。右側に洗礼の時に使う聖水器あります。
こちらは、大天使ガブリエルがマリアに受胎告知しているところ。キリスト教の絵画では、もっともポピュラーなテーマです。こちらにも、聖霊の鳩が描かれています。この教会の正式名は、衣笠カトリック聖霊教会です。
正面祭壇の後ろ壁には、大きな壁画が描かれています。『勝利を得られたキリスト』。天使たちに囲まれたキリストの持つ書には、「我は道なり 真理なり 生命なり」と書き込まれています。
ミサのあと、教会の裏山、左大文字山の麓にあり父の眠るカトリック墓地に、母の遺骨を埋葬しました。
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