尾瀬ヶ原は、春から初夏へ その2
朝食後、ザックを山小屋に預け、三条の滝へ向かいました。途中、ブナ林でコブシの花に似たタムシバ(カムシバ・噛柴)が咲いていました。純白の花弁は、早朝のひゃっとした空気のなかで、清潔そのもの。この花も、私は初見。
三条の滝は、昨年7月にきたときよりも水量が多く、豪快な音をたてて、流れ落ちていました。温泉小屋から往復2時間余のコースですが、やはりきてよかった。前日来、雨が振ったり止んだり、時々陽が差します。ブナの大木を見上げると、上方の幹に陽が照っていました。三条の滝までの往復の深い森は、こうした大木に囲まれ、大変気持ちいい。
見晴十字路の手前一帯に、薄緑色の見慣れない花が咲いていました。オゼヌマタイゲキ(尾瀬沼大戟)。地味な花ですが、その花形はなかなかおもしろい。
見晴十字路の弥四郎小屋のまえに、レンゲツツジが咲いていました。他所では未だつぼみ堅く、出番はこれから。この花は、やはり初夏の花なのでしょう。森の中にはミヤマツツジが咲いていましたが、色彩のおとなしい花が多いなかで、ツツジの仲間はにぎやかな彩りを提供しています。
水芭蕉が終われば、尾瀬の花の主人公は、このリュウキンカ(立金花)。7月中頃のレンゲツツジにつながっていきます。
今回初めて、一眼レフ・カメラで写真を撮りました。残念ながら、尾瀬の魅力を十分にとらえることができません。あらためてコンパクトカメラの手軽さと操作の簡便さを感じました。出来上がりも、そこそこ。が、乗りだした船です。一眼レフに挑戦続けます。
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