冷たい夏
この夏はじめて、朝顔が咲きました。輻射熱を遮るため、部屋の南側一面にネツトを張り、朝顔を這わせたもの。開花は、昨年よりもやや、早いようです。
遮光で涼をとろうとの意図ですが、今夏は、その必要がないほどに冷夏となりました。
今朝、田圃で草取りをする近所の農家に、稲への影響を聴きました。彼によれば、今のところ大丈夫だけれど、穂が出たあとが心配だと、顔を曇らせていました。前橋の気象データーを見ると、7月の日照時間は94.6時間で、過去20年間では下から6番目。大冷害だった93年の日照時間は51.9時間ですから、あの時ほどではありません。7月の最低気温は22.0℃で、過去20年間では中位の9番目。こちらは、特に低いということではありません。ちなみに93年は19.2℃でした。問題は8月の天候。
過去20年間の水稲の作況指数を見ますと、群馬県の場合、上記の93年は88で、米どころの北海道40、東北56と比べるとまだましな方でしたが、20年間では最低となっています。気になるのは、1998年。7月の天候が、今年に似ています。日照時間90.1時間、最低気温21.6℃。この年の群馬の作況指数は94(北海道105、東北97)で、93年に次いでの不作年となっています。8、9月も天候は回復せず、7月並みの日照時間で推移したためです。8月の天候回復が望まれます。
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