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沖縄・宜野湾市を、グーグル・マップの航空写真で検索してみると、市の中央部を広大な飛行場が占有しており、これが米軍海兵隊普天間基地であることは、容易にわかります。滑走路には、軍用機が3機、ヘリコプターが9機駐機しています。ヘリコプターの先頭が向いている東北方向に画面を移動させていくと、滑走路につづき芝地と樹林があり、そして基地に直接隣接して、「みらい保育園」があります。ヘリコプターの地点から1200メートルくらいのところです。近くには、小児科や眼科の医院、小・中学校、教会、アパート、マンション、商店があり、地域全体は住宅地となっているようです。基地の南西方向に目を転じてみると、多くの英名のマンション群に囲まれて、沖縄国際大学のキャンパスがあります。
土偶は、人形ヒトガタをした土製の焼物です。古くは、縄文時代草創期の1万2千年前に現われ、縄文時代を通して作成され、そして弥生時代半ばに、その姿を消します。なんと、1万年以上にわたり、作りつづけられました。では、この土偶の役割とは、何だったのでしょうか?昨日紹介した多くの土偶をみていると、単なる玩具や飾り物だったとは、思えません。
灯りをおとした部屋に入っていくと、ガラスケースのなかでスポットライトを浴びた仮面土偶が、両手をひろげ、いかにもデンと構えて、出迎えてくれました。この大きな足、おへそと波紋、逆三角形の顔、そして体一面に施された渦巻き文。縄文世界への、異形の出で立ちでの出迎えです。大きいお腹は、妊産婦であることを教えてくれます(茅野市名中ッ原遺跡出土。国立博物館『国宝土偶展』~2/21)。