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2010年5月 5日 (水)

私のゴールデンウィークはバンブーウィーク

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 竹林の再生をめざし、地域の有志が集まって、1年余。冬の農閑期に月2,3回、恐らく30年以上は放置され、荒れ果てた竹薮に入り、枯死した竹を取り除き、密生した竹を間引いて、整備してきました。そして今シーズン最後の作業として、この連休の1週間、ほぼ連日、竹林に入りました。そしてやっと、20m×20mほどの広さの竹林が、人に見せられるほどになりました。明るくなった竹林には、木洩れ日もさし、筍の姿もりりしくおいしそう。

P1100208_1 荒廃した竹林は、薄暗くて湿気も多く、根際の幹周りが7,80㎝ほどもある孟宗竹が、根の部分が腐って立ち枯れしています。それでも筍は、あちこちから頭を出し、ときには地主や見知らぬ人に掘りだされるのですが、ほとんどの筍は、成長するままにまかされています。だから、枯死した竹に混じって、若い竹が、ところ狭しと背丈を競い、竹の老若あいまじって竹林は、混沌とした藪となり、猪や他の獣たちの、格好の隠れ場となっているのです。猪といえば、筍掘り序盤のころは、あちこちで、猪に掘られてしまったとの恨み節が聞かれましたが、連休辺りになると、人も猪もこのことに慣れてか、話題にすらなりません。 
 Img_39421_1右上と左の写真は、整備前後の竹林の変化です。ここまで美しくなると、この竹林に愛着がわいてきます。しかし、当所でもいまだ理想の姿にはいたらず、あと10%ほどの間引きが必要です。しかも、整備済み竹林の数十倍の面積が、後に控えています。仲間とともに、未整備の竹薮を眺めながら、はたして我々の生きている間に、この竹林の再生が成るや否やと、ただただ嘆息するばかり。といっても、昔は、連休といえば、パチンコやオートレースで、一日に何万円も浪費していたのに、こうやって、自然のなかで竹伐って汗かいて金も使わず健康によくて仲間もいるし結構なことだいね~、とひとりが満足げにつぶやきました。そういえば、私がこの連休中に使ったお金は、筍掘り専用鍬2980円を買っただけでした。
 P1110487_1_2メーデーの日には、隣りの区の竹林で、グリーンツーリズムをすすめている団体主催の、たけのこ祭がありました。高崎市広報誌で希望者を募集したところ、あっという間に定員の100名に達したとのこと。1000円の会費で3㎏(大き目の筍2個分ほど)掘るというもの。幼児からお年寄りまで、40家族100名ほどの参加者が、地元の農家の指導のもと、嬉々として1時間ちょっとの筍掘りを楽しんでいました。2日前に仲間から筍掘りを習ったところの私も、地元の小父さんになって、筍の掘り方を教えました。都市住民のこのパワーを、私たちの竹林整備に活用できないか、来年以降の宿題が、できたようです。
 P1110526_1そしてその前に、区内の若い住民の奮起を、何とか促せないものか。ことしの2月に竹林整備講習会を開催した時、高崎市内から参加された自然保護活動家の女性が、地元参加者はお年寄りが多いけれど、若い人の参加を考えるべきだ、と発言されました。区内では、自分たちが若い方だと思っていた私たちですが、この意見に素直に、そうだなあ、ということになり、子供会に眼をつけました。「たけのこ・掘って・焼いて・食べる会」を提案し、後援することにしました。この会が、昨日ありました。Img_39131_1_2子供たちと一緒に、30代の父親の参加を期待したのですが、来たのは11人の子供と5人の母親。農家の嫁さんと孫たちですが、筍掘りがはじめてという母子もいました。また全員、焼き筍を食べるのは、初めて。山椒の木の芽和えをつけて、これって意外と美味しいね、という顔で食べている子もいました。この子供たちが大人となる10数年後、当地の竹林は、今より更に荒廃が進むのか、それとも、私たちの努力が実って、京都の嵯峨野や大原野の竹林に負けない、美しい景観と豊富な筍を供給してくれるのかどうか。私たちの仲間の間には、後者に賭ける気持ちが少しずつ、芽生えてきている予感がします。
  P11105451 私が竹林へ通っている間、家内は、近所から頂いたり私が持ち帰った筍の瓶詰めに挑戦しています。近隣の農家に聞くと、筍の長期保存方法は、醤油などで味付けして冷凍保存するのが一般的なようで、瓶詰め保存をしている家庭はないようです。都会育ちの私たち夫婦には、近所の農家が、蕗や梅や柚子の大半を畑に放置したままにしているのをみると、勿体なくて仕方がありません。何とか保存方法がないものかと考え、ジャムや佃煮をつくり、筍の瓶詰めに挑戦している訳です。農作物の貯蔵技術は、農村文化の重要な要素のひとつだったのですが、今は必ずしも、積極的な家事とはなっていないし、若い人たちへの技術の伝承が、確実に行われているとはいえません。竹林整備-筍掘り-筍の瓶詰め、といった一連の作業を地域のできるだけ多くの人たちと共同でできれば、地域活性化の小さな一歩になるのではないかと、秘かに思います。 

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コメント

FANTASTISCH!!!!!!!!!!!
Will you also organise in Belgium for my garden, we have a lot of buxus, Pionies, and so many birds.
You can comme to live in Belgium with your wife and dogs? and also important your princes "The Cath"
Lot of regards Marie-Anne and your lovely daughterxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

バンブーウィーク、素敵なウィークでしたね!
見事!
我が家の近くの竹林も、心ある人たちの仕事で、それはそれは美しく変身しています。


「猫にまたたび、みかんに竹の子」のGRに連れ歩かれている大阪のおばちゃんでした!

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