山里は一気に、秋になりました
いつもの年よりも、いくらか遅いかなと思っていた彼岸花も、ここ2,3日のうちに満開となり、田圃の畦道や里山の小路を、朱色に染めています。ただ、庭の金木犀の花芽は、いまだ緑色の小粒で、あの芳香を漂わせるのは、しばらく後のようです。10日ほど前までのあの猛々しい残暑は、今はすっかり姿を消し、ここ上州の山里は一気に、秋になりました。
早生の水稲は既に、刈り取り作業がすすみ、収量はまずまずながら品質がいまひとつ良くないと、15haの米作農家の友人が云いました。里山と田圃の境界域にある小さな果樹園では、栗と柿と柚子の実がたわわに実り、果樹園のすぐ下の畑では、向かいの農家のつくる蕎麦の白い花が満開で、モンキチョウとアゲハチョウとツマグロヒョウモンが、忙しげに飛びかっています。
今朝は、市の補助金を得て地域住民によって整備された里山(「市民の憩いの場」)の管理作業に出掛けました。花の終ったヒマワリ(向日葵)を片付ける作業です。市役所から区へと、行政主導で降りてきたボランティア活動ですが、組内9戸のうち8戸から人が出ました。年3回の道路清掃(除草・側溝からの泥上げなど)への参加は、組の決まりで義務となっており、都合があって出られない時は、「出不足金」として1000円を払うことになっていますが、今日の活動はボランティアということで、出る出ないは自由です。が、参加率は 8/9≒90%。
向日葵の片付けは小1時間で終わったので、いつものように竹林に向かいました。月1回の定例日ではないのですが、既に2人が出ていて、竹炭焼き炉を設置する場所の整備をしていました。先週の日曜日、私は旅行で留守でしたが、仲間が4,5人出て作業しました。 その時、メンバーの1人が、右手を蜂に刺されて大きく腫れ上がり、医者に駆け込みました。そういえば、2週間前の定例日には、少し湿気のある竹林でひとり作業していたところ、蝮が倒れた竹の下でトグロを巻いていて、びくっとしたことがありました。気を付けなければいけません。きょうは、午前中の3時間ほど、竹の伐採作業をしました。こちらのボランティア活動は、上記の「官製ボランティア活動」ほどにメンバーはおらず、数少ないメンバーで、ボツボツやっています。
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