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週明けから読みつづけてきた渡辺京二著『黒船前夜 ロシア・アイヌ・日本の三国志』(洋泉社10/2刊)を今し方読み終え、深い感動に浸っています。日本の西洋との「セカンド・コンタクト」は、ペリーの来航よりも早く、18世紀半ば、北方から南進してきたロシアとの接触によって始まりました。この本は、この「セカンド・コンタクト」に登場するロシアとアイヌと日本の人びとの姿を、日露双方の史料を読み解きながら、生き生きと描きます。ドキュメンタリーにもかかわらず、まるで歴史小説のように、登場人物たちは、極めて魅力的に立ち回ります。昨年末、大佛次郎賞を受賞しました。
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一昨年の暮れ、降雪で折れ県道を塞いだ竹を伐採していて、腰を痛めました。我慢できない痛みのため、整形外科の医者に診てもらいました。医者は、レントゲン写真を見ながら症状を説明してくれましたが、医学用語はあまり理解できず、ただ老化現象のひとつだということだけが、よくわかりました。鎮痛薬を処方され、毎日のストレッチ体操をすすめられました。
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今朝、朝日新聞をみて少々、驚きました。その群馬版に、「「日本社会揺るがす」 TPP 反対派がシンポ」という記事です。驚いた理由は二つ。その1、共産党主催の集会が記事になったこと。その2、元旦社説をはじめ、TPP推進へと極端に前のめりになっている朝日新聞の記事としては、極めて珍しく、TPP反対論を紹介していること。
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二日目の工事は、初日に造った窯壁部の補修と関連工事だけにとどめ、主として、竹林整備と窯入れする竹の準備にあてました。竹は90㎝の長さに玉切りし、中の節を鉄棒でくり抜き、10本程度を針金で束ねました。準備されたのは、老若混合の孟宗竹ですが、まずは焼いてみて、その体験をもとに、竹炭にふさわしい竹の年生を割り出していこう、ということになりました。
続きを読む "炭焼き窯(がま)完成-その2-" »
先週末からの三連休、竹炭を目的にした炭焼き窯を築造し、完成しました。高崎・観音山丘陵南麓の里山で、放置された竹林を整備するグループが、県の一部助成を受けて、築造したもの。三日間の参加者は、約50人(延べ)。うち10人(延べ30人)が、三日間通しでの参加でした。私たちの竹林整備による里山再生活動が、いよいよ、本格的な感じとなってきました。
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新年最初の読書は、昨年夏から刊行され始めた岩波新書「シリーズ 中国近現代史 全6巻」の①『吉澤誠一郎著『清朝と近代世界 19世紀』でした。このシリーズは既に、①②③の3巻が刊行されており、今年前半には、全巻とも揃う筈です。 今日、時代は確実に、米国の一国支配から多極化へと進んでいます。その変動の中心に、中国があります。こうした歴史的画期のとき、中国200年の歴史をたどることは、時宜を得た企画で、読書人にとっては大変ありがたい。
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写真:宝積寺(群馬・甘楽町)ロウバイ(蝋梅)
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