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2011年1月 1日 (土)

謹賀新年

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写真:宝積寺(群馬・甘楽町)ロウバイ(蝋梅)

 あけまして おめでとう ございます。

P11305181_1  昨年末、NHK・hiの再放送で、世界里山紀行『中国・雲南 竹とともに生きる』というドキュメンタリー番組をみました。カメラは、雲南省西部の竹とともに暮らす農民たちの姿を映し出します。若い女性が、収穫した米を収納するための大きな竹籠を 編んでいます。男たちは、緩やかに流れる幅広の川に、竹を加工して橋を架けています。農民たちの住む家は、柱も壁も屋根も、竹からできています。このように竹とともに、ゆったりと生きる農民たちの姿が、魅力的に紹介されました。P11305171_1 テレビ画面に映し出された水田と農家と竹林のある風景は、日本の農村風景とそっくりです。しかし、彼の地で、竹林と竹が大切な必需のものとして重用されているのに対して、此の地では、竹と竹林は里山を荒廃させる厄介者として疎まれています。彼我の違いは、時間の流れにも、現れています。(写真2葉は同テレビから)

 高崎・観音山丘陵南麓の里山では、初老の男たちが集まり、里山再生のために竹林の整備を始めつつあります。まだ1年足らずしか経っていませんが、徐々に竹林整備が進みつつあります。私は、できるかぎり日曜日はこのために割き、のこぎりとペット茶をもって、竹林へ出かけます。Img_6590_1出かける回数が重なるにつれ、その竹林への愛着が増してきます。わたしの目的は、自分の暮らしの近くに、美しい竹林を見たいこと。写真は、京都・向日市でみた金明孟宗竹の素晴らしい竹林です。こんな竹林をただただ作りたい。そう思っています。来年の元旦には、私たちの整備した孟宗竹の美しい竹林が、このブログにアップできますように。
  

 
 

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