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2011年3月12日 (土)

巨大な地震と津波

 大きな鉄骨造りの体育館が、にぶい音をたてて軋み、捩じれてしまいそうな感じでした。体育館が安全なのか否かの判断をする余裕もなく、ただ呆然と、激しく揺れる天井の水銀灯を、見つめていました。インストラクターの女性が、青ざめた顔を強張らせて、「ミナサン、オチツイテクダサ~イ!」と声を震わせました。高崎市、震度5強。

 東京に出掛けた家内は、赤羽駅で地震に遭遇し、近くの小学校で一夜を過ごしました。新幹線は止まり高崎線も間引き運転をしているためか、未だ高崎に戻っていません。
 東北の人びとが体験された巨大地震の恐怖を、自分自身のこととして、想像します。しかし、停電のあけた今朝3時過ぎのテレビ画面に、繰り返し映し出された巨大津波は、最早、想像を絶するばかりです。P1030837_1_2 4年前の3月、三陸海岸を訪ねました。長い防潮堤が、田老町漁港をすっぽりと、取り囲んでいたことを、思いだします(写真07/3/13撮影)。海面からの高さ10メートル、総延長2,433メートルと、当時の記事に書いています。田老町は、過去の悲惨な津波被害を教訓に防潮堤建設にかかり、「津波防災の町」を宣言して、津波防災のモデル的な存在となりました。その田老町が、「水没」したと報道されています。大変心配です。近くの陸前高田市の「ほぼ壊滅」との報道は、どのような状況をさしているのでしょうか。
 
 お亡くなりになった方々に、お悔やみ申し上げます。また、傷つき、家や家財を失い、田畑をなくした方々に、心からお見舞い申し上げます。政府が、考えうる最大限の支援策を講じることを要請し、被災者の皆さんが、一日も早く復興されることを、祈ります。

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