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2011年3月14日 (月)

宮古の漁師のブログ

 昨日の朝日新聞に、宮古市田老の被災状況が、報道されました。「津波が防潮堤の倍ぐらいの高さまで上がっていた」と、難を逃れた女性の言葉を、伝えています。同じ日の岩手日報(ネット版)は、「津波来襲から一夜明けた宮古市田老町の中心部は12日、むき出しとなった地面に倒壊家屋の残骸や押し流された乗用車が散乱。無残な光景が見渡す限り広がった。」と報じました。被災直後の田老町の状況は、空撮映像で見ることができます。これが「津波防災の町」田老町の、惨状です。

 田老町の状況をネットで検索していて、宮古市の漁師のブログに、いきあたりました。メディア以外の現地からの生々しい報告です。地震発生直後、自分の漁船に乗って、沖合いに避難して助かった漁師です。自宅を津波で失っています。残ったのは、漁船と携帯と命だけ、と記しています。写真と文章からなる被災地報告は、具体的で詳細です。被災地名や避難場所の情報もあり、コメント欄には全国各地から、被災地情報提供への感謝や激励、被災者への深い同情といたわりの言葉、そして実名で宮古の家族や知人の消息を尋ねる人びとの悲痛なメッセージが多数、寄せられています。

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