土方、屋根掛け、小屋作り
先週土曜日は、区の道普請に駆り出され、半日、土方作業をしました。10日前に負った首筋の火傷あとを気にしながら、田圃の地権者や耕作者とともに、凸凹道に砂利を敷き均しました。高崎市から砂利現物の支給をうけ、重機と手間は、地元が出すというもの。概して、耕作者は熱心に働き、地権者はお座なりに、スコップを持ってブラブラしているだけ。といっても、主に仕事をこなすのは、ダンプカーとブルドーザーだから、不公平感は、あまりない。
翌日曜日は、終日、竹林の人。炭焼窯に雨避けの屋根を掛けるため、仲間10人余が集まりました。メンバーのひとりに大工がおり、彼を棟梁に2,3人が手伝って、屋根掛け作業にあたりました。材木は、住宅を壊した釘だらけの古材をもらい受け、その釘をすっかり抜いて、再生させたもの。早速、柱がたてられ、屋根掛けが始まりました。整備中の竹林に、釘打つ音が、ひびき渡ります。他のメンバーは、草刈り機で除草作業をしたり、竹林の枯れ竹を除去したり、道路を補修したりと、それぞれが思い思いの作業を、こなしています
屋根掛けは、作業開始後5時間ほどで終了し、想像以上の立派な炭焼小屋が、完成しました。お茶を飲みながら、話題は次なる夢へと飛びます。炭焼小屋に隣接して、山小屋を造ることです。その小屋は、壁や天井が真竹からなり、もしかしたら屋根も孟宗竹を縦に裂いて使い、テレビでみた中国雲南省の竹だけから造った家に近いものかもしれません。冬は勿論、火鉢に竹炭をくべて暖を取り、夏は、蚊取り線香をつけて窓を開け放し、竹林の冷風を誘い込みます。夏はビールだけど、冬は、七輪で沸かした熱燗だなあ、とは酒好きのⅠさんの言でした。
このグループは、放置された竹林を整備し、伐採した竹を炭にするという仲間の集まりです。「遊び」を旨としたボランティア活動なので、他人からあるいは他人への指示・命令は、ご免蒙りたい。また、この春から参加しているⅠさんが、文字通り実践している手弁当(勿論お茶も)も、是非とも見習いたい。こんな作風が徐々に、仲間間に浸透してくれば、すこぶる居心地のいい時空間になるものと、期待します。それはともあれ、初老のおじさんたちの遊びにも、この秋には、雨風に耐えうる居場所が出来上がり、つぎなるステップへとゆっくり進んでいく予感がします。
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