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2011年9月20日 (火)

さようなら原発1000万人アクション

P1150618_1  昨日、東京・明治公園であった「さようなら原発1000万人アクション」の集会とデモに参加しました。開会40分ほど前に会場に着きましたが、すでに会場は、手に手に幟(のぼり)や旗やプラカードをもった人びとで、満杯近くにふくれあがっていました。老若男女(正確に言うならば、老老若男女)が、首都圏を中心に全国から集まっていました。

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2011年9月13日 (火)

イザベラ・バードの見たアイヌ

Ic_2 先に読んだ池澤夏樹著『静かな大地』に、主人公・宗形三郎が、「アイヌとともに生きよう」と決断したきっかけは、「アイヌは気高い人種だ」というバードさんの言葉だった、と述懐する場面があります。彼女がイザベラ・バードであることは、平取で会った旅行家のイギリス婦人、という記述からあきらかです。バードの『日本奥地紀行』を読むきっかけは、この池澤氏の小説でした。

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2011年9月10日 (土)

イザベラ・バードの見た日本および日本人

Isabella_l_bird_2  英国人旅行家イザベラ・バード(1831-1904)は、1878年(明治11年)5月、サンフランシスコ・上海を経由して、横浜港に到着しました。「ほんとうの日本の姿」を見たいとして、東北・北海道の奥地旅行を企図します。彼女は、6月10日東京を発ち、東北地方を北上して青森に至り、さらに船で函館へ渡って道南を海岸沿いにめぐり、函館に戻りました。帰路は、函館で乗船し、9月17日横浜に到着。丁度100日間にわたる日本奥地旅行でした。この間の陸上での移動距離は、約1,600キロメートル。18歳の日本人男性を通訳兼案内人として雇い、主に馬と徒歩による長旅でした。(イザベラ・バード著『日本奥地旅行』平凡社ライブラリー、2000年刊より)

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2011年9月 3日 (土)

池澤夏樹著『静かな大地』に読むアイヌの生き方

 今月末、友人とともに、北海道東部を旅行する予定です。武田泰淳の小説『森と湖のまつり』の舞台を訪ねよう、との趣旨です。小説の主人公たちは、1954年9月23日から30日までの1週間、阿寒湖-美幌-屈斜路湖-弟子屈-釧路-標津-塘路を、忙しく移動しました。私たちも、ほぼ同時季に、これらの地を訪ねる計画です。大震災のあと中止を考えたのですが、この旅行を切っ掛けに新しく日常を取り戻そう、と思い直しました。

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