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2011年10月21日 (金)

パソコンが壊れた

 いつものように電源をいれると「DELL」のロゴマークが表示されてパソコンが起動し、黒地に白抜きの英字メッセージが示された後、Windows XPが立ち上がりました。しかし、「ようこそ」の日本語表示を最後に、パソコンは止まってしまいました。マウスを動かしてもキーボードを叩いても、反応しません。そこで仕方なく、電源ボタンをしばらく押して、パソコンを強制的に終了させました。パソコンが動かなくなると、いつもやっていることです。

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2011年10月12日 (水)

「かんら薪能」を観る

Img_1435_1  先週の金曜日、ここ数年恒例となった、甘楽町の薪能を観ました。一昨年、昨年ともに雨天のため、町の文化会館での公演となりましたが、今年は好天に恵まれ、野外での文字通りの薪能を堪能することができました。江戸時代の武家屋敷庭園を再建した「楽山園」の一角、手入れのゆきとどいた古木の赤松を背景にした特設舞台で、狂言と能が演じられました。

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2011年10月 6日 (木)

『森と湖のまつり』を訪ねて-下-

Img_11391_1  武田泰淳の小説『森と湖のまつり』には、摩周湖のシーンは出てきません。ただ、筑摩書房全集版の見開きの写真に、この小説の取材旅行中の著者が、摩周湖を背景に映っています。1952年秋・40歳。『森と湖のまつり』が「世界」に連載される3年前のことです。武田泰淳が60年前に見た摩周湖もまた、私たちがみた摩周湖と同じように、決して人を寄せつけず、静寂のなか、美しい紺青色に染まっていたかもしれません。

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2011年10月 5日 (水)

『森と湖のまつり』を訪ねて-上-

Img_0977_1 28日からの2泊3日は、阿寒湖-屈斜路湖-摩周湖-塘路湖-釧路-標津をめぐり、まさに武田泰淳の小説『森と湖のまつり』の舞台をなぞっていく旅でした。この道東旅行のきっかけは、ちょうど1年まえの9月、NHK・BS放送の『よみがえる作家の声 武田泰淳』という番組のなかで、作者がこの小説を読み上げる録画シーンを見たことでした。そして、30年ぶりにこの作品を読み返してみて、森と湖のまつりの地に立ってみたい、と思いました。(写真は、屈斜路湖に沈む夕陽)

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2011年10月 4日 (火)

静かな大地(北海道)への旅

Img_0636_1  先週の月曜日から6日間、北海道東部を旅行しました。茨城県の大洗港からフェリーに乗って苫小牧へ向かいましたが、出航間際の港の空は夕焼けが美しく、海も穏やかで、幸先の良い旅の始まりとなりました。大洗から苫小牧までの航路は、3.11東日本大震災被災地の沖合いにあり、翌朝、三陸海岸に向かって、短い黙祷をささげました。

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