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加藤哲郎さんが『ネチズン・カレッジ』で紹介されていた吉岡斉著『原子力の社会史 その日本的展開』(朝日選書1999年刊)が、99年以降の現在史を加え旧版を加筆・修正したうえで、『新版』として刊行されました。福島原発事故をきっかけに、歴史を検証する必要から出版されたものです。著者はあとがきに、「「現在史」とは、まさにリアルタイムで進行中の歴史を描くことに他ならない」と記しています。吉岡斉氏は、主に科学技術史を専攻し、政府の「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」の委員を務めています。