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2012年1月31日 (火)

「沖縄の苦しみ・福島の悲しみ」

 朝刊の「通販生活」の広告に、次ぎのようなキャッチ・コピーが掲げられていました。「買い物が大好き。新商品が気になって仕方がない。でも、沖縄の苦しみや福島の悲しみも気にかかる・・・」。沖縄と福島。確かに現在、沖縄は普天間基地移設問題で苦しみ、福島は東日本大震災と原発過酷事故の悲しみで打ちのめされています。これら二つのことは、同時に進行していますが、しかし、福島と沖縄が同時に論じられることは、これまで多くはありませんでした。だから読者には、今朝の「通販生活」のキャッチ・コピーにあった「沖縄の苦しみや福島の悲しみ」という表現に、すこし戸惑いがあったかもしれません。

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2012年1月25日 (水)

寒い風呂場

Img_2877_1 昨年、私の住む地区で、5人の高齢者が亡くなられました。戸数56戸の小さな集落ですが、例年になく死亡者の多い年でした。男性3人、女性2人。全員75歳以上の方たちです。病死が3人で、事故死が2人。事故死のうち1人の方は、胃がんを患っていましたが、直接の死因は、浴室での溺死だったようです。12月の寒い日の夕方でした。 

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2012年1月18日 (水)

葉落帰根(葉落ちて根に帰す)

 東日本大震災と福島原発事故による福島県の避難者は15万人を超え、そのうち県外への避難者は6万人を突破した、と報じられています(11/16現在、朝日新聞)。原発事故被災地では、放射能を取り除く除染作業が開始されていますが、こうして避難した人びとがいつ帰れるかは、まったく目処が立っていません。チェルノブイリの経験は、放射能汚染された広範囲の地域が、永久に帰宅不可能となることを、わたしたちに教えています。多くの人びとがいま、故郷喪失の崖っぷちに、立たされています。

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2012年1月 9日 (月)

タヌキの弔い

 地区の寄り合いでよく話題となるのが、農作物の鳥獣害についてです。猪は、春は筍、秋にはさつま芋や里芋を食い荒らします。ハクビシン(白鼻心)は、木登り上手で、柿や無花果を食べます。隣家の小さな池に泳ぐ鯉の稚魚は、アオサギの餌食となります。野菜も魚も、ひとが好むほどに成長した時、つまり食べ頃に、鳥獣に食べられます。かくして野生の鳥獣たちは、農家の憎っくき敵となりました。

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2012年1月 1日 (日)

2012年 元日

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