2013年 元旦
整備を終えた竹林では、林床にまで日の光が届き、それまで見なかった陽性の植物が、姿を見せはじめます。暮れのある日、この年最後の竹林作業に入ったとき、夕日を浴びてオレンジ色に輝く果実が、孟宗竹の切り株に垂れかかっていました。漿果とよぶにふさわしい瑞々しさです。
同じ草の実が、日陰では、真っ赤にみえました。デジカメが、この違いをはっきりと記録してくれます。家に帰ってネットで検索したところ、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)というナス科の植物でした。ヒヨドリが好んで食べるところから、このように呼ばれるということですが、有毒果実のようです。
暮れから年明けにかけての時期、竹林では、ヤブコウジの赤い実やリュウノヒゲの青い実とともに、ヒヨドリジョウゴの赤い実が、これからもひとの目を楽しませてくれるはずです。
新年は、放射能に気を留めながらも、里山の自然を楽しむ機会を、増やしたい。
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