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2013年6月11日 (火)

「ふれあいの日」コンサート

Img_7894_1_3  昨年5月から始まった地区の人びとの集い「ふれあいの日」は、毎月欠かすことなく、6月の会で14回目を迎えました。近所で老人の事故による孤独死が相次いで起こったことをうけて、おもに60代の女性たちから声が上がって出来たのが、月1回の「ふれあいの日」でした。この1年間の参加者数は、延べで300人超え。毎月第1土曜日の午後は、ちょっとおめかしして村の公民館へお出かけ、こんな習慣が地域に根付きつつあります。
 

Img_7910 先週末の6月の例会は、オカリナ、フルート、尺八の演奏とソプラノ独唱によるコンサートでした。出演者は、高崎市の社会教育講師に登録されているKさんご夫妻とそのお仲間のSさんの3名。Kさんご夫妻はともに、小学校と中学校の校長をつとめられ、現在高崎市内各地で、演奏活動をなさっています。こうした高崎市からの「講師派遣」の利用は、今回が3度目。過去2回の沖縄三線演奏会と高齢者向けストレッチ教室は、いずれも参加者に大好評で、今回も期待感が高まります。
 コンサートのオープニングは、カウボーイ・ハットを被ったKさんのオカリナ演奏でした。中島みゆき「時代」、「コンドルが飛んでゆく」。こうしたミニ・コンサートには、オカリナは最適な楽器のひとつだと思いました。「コンドル・・・」を聞きながら、参加者の顔に、ああこの曲知っている、といった感じの表情が浮かんできます。
Img_7879_1 オカリナのあとには、Kさんにちょっと失礼して、この日のお茶請けに用意した、手作りの「お焼き」を新茶とともに出しました。いつもはお客の参加者も、この日は世話役に交じって、お焼きを作りました。
 第2部「フルートの調べ」は、茶を啜りお焼きを食べながら、Kさんの演奏を楽しみました。当初は緊張気味だった会場の雰囲気も、だんだん和やかになってきました。生演奏を聞く機会が少ない人たちにとって、Kさんの奏でるフルートの調べは、なんとも云えず心地よいものでした。
 第3部では、ピアノ演奏をしていたSさんのソプラノ独唱を聞きました。東日本復興支援ソングの「花は咲く」を、参加者と一緒に歌いました。そして最後に、みたびKさんが登場し、尺八を演奏しました。ナレーターによって「震災の犠牲者に向けて演奏します」と紹介された尺八本曲『手向け』は、初めて聞く曲でしたが、じっと目を閉じて聞いていると、尺八の美しい音色がこころとからだに深く浸み込んでくるような、不思Img_7907_1議な体験をしました。

 尺八の演奏が終わったとき、公民館の人びとは、ややひかえ目に顔を火照らせながら、精一杯の拍手を演奏者に贈りました。ゆたかで幸せな、土曜日の午後のひとときでした。参加者の一人ひとりからの、「キョウハ ホントウニ アリガトウ!」の感謝の言葉が、世話役に向けられました。

 こうした地域での活動にコミットしながら、原発震災の被災地・福島の地域社会に想像を及ぼします。過日訪れた楢葉町や富岡町は、無人となって地域そのものが無くなってしまっている。避難先のいわき市の仮設住宅では、ごく平凡でささやかな住民の交流も少なく、むしろ住民間の反目と対立すらうかがえるのでした。いつになったら、こうした日常性が回復できるのでしょうか。あるいは、最早そのようなことは不可能なのではないか。放射線管理区域の許容線量を超える地域への帰還は、非人道的であることは言うまでもありません。とすれば、一日も早く、「仮の町」建設に取りかかって、新しい地域社会をつくるべきではないか。
 一人ひとりの住民を支える地域社会の大切さを実感しながら、それを破壊してしまった原発震災の罪の重さを、再認識します。
 

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コメント

耕作放棄地を調べていて来ました。
いろいろ頑張りましょう。

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