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2013年6月23日 (日)

アジサイ(紫陽花)の挿し木

Img_8117_1_2  昨日、今日と終日、紫陽花の挿し木をしました。自宅や近所の農家から、今年伸びた芽を摘んできて、簡単な作業の後、鹿沼土の苗床に挿します。今年は、球状で淡青色のセイヨウアジサイとやはり淡い青色のガクアジサイを約400本挿しました。整備している竹林に植えようと、3年前から始めたもの。今年からは、小学校うらの里山にも、植えることになりました。

  挿木の方法を、簡単に紹介します。
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 アジサイの開花時期に、花の着いていない茎を選び、茎の頂上から3,4段目の対生の葉の真上で、茎を切断します。切断された茎はさらに、茎+2葉をセットにして、Y字状になるように切ります。 

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 つぎに、対生する葉をあわせ、葉の4分の3ほどをはさみで切り落します。 つぎに、茎の切り口をカッターで斜めに切りかえし、反対側からも同じく斜めに切ります。 これでアジサイの挿し芽ができました。大変簡単です。

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 茎の切り替えしは、できるだけ丁寧にやります。

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 できた挿し芽は、1時間ほど水に浸し、水をしっかり吸い込ませます。いよいよ挿し木です。水を十分に含ん鹿沼土に挿し芽を突きさし、挿し終わったあとに、再び水をたっぷりやります。これで終わり。

 その後は、毎日の水やりが日課となります。そして、40日ほどたつと、茎の先端に根がびっしり生えてきます。そうすれば、直径5センチほどのビニールポットに移植し、翌年の梅雨時まで半日陰の場所におき、苗を育てます。来年の梅雨時には1年生の苗ができ、目的の場所に定植することができます。そしてその翌年に、花が開きます。冒頭の写真は、一昨年挿し木し、昨年鉢に定植したものです。

Img_8131_1  整備中の竹林にある溜め池まわりに植栽した紫陽花です。3年前に挿し木をし、2年前にこの場所に定植、昨年はじめて開花しました。そして今年、80㌢×80㌢ほどの大株に育ち、どの株も10輪以上の美しい花をつけました。Img_8136_1

 がく紫陽花も同様に、開花しました。
 夢が少しずつ、 実現していく感じがします。


 

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コメント

質問です。
花のない新枝を挿し木にするようにありますが、花のある新枝から花を取ったものを挿し木にすると成功率は下がるのでしょうか。またおのおの挿し木にする時期が違ってくるのでしょうか。ご教授ください。

回答:花の着いた茎を挿した経験はありません。多分、花の有無にかかわらず、上記のように挿し木すれば、発根すると思います。是非、試してみてください。

回答ありがとうございます。
説明のとおり挿木をしたいと思います。

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