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2013年8月24日 (土)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -13-

パヨッテンランド(8/1・木、8/2・金、ブリュッセル郊外)

 今回の旅行の最後の訪問地ブリュッセル郊外のパヨッテンランドに行く途中、大学都市ルーヴェンに立ち寄りました。おもしろい彫像が、街のあちこちに建っていて、目を楽しませてくれます。そのなかに、まことに奇怪なブロンズ像がありました。左手に本をもち、右手のグラスからぼっかり開いた頭の中に、ビールを流し込んでいる。「フォンスケ(Fonske)」(ラテン語で「知恵の泉」の意味)という愛称で呼ばれ、学生を象徴しているのだそうです。大学とビールの街のウィットに富んだ彫刻です。Img_0854

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2013年8月23日 (金)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -12-

トンゲレン(7/31・水、ベルギー・フランドル・リンブルク州、人口3万人)

 7月20日からのアルザス、ロレーヌ旅行は、ヴェルダンを最後に終了し、フランドルに戻ってきました。高速道路を避けて一般道を走りながら、フランスとベルギーの国境を注意して観察していたのですが、これといったものは何もなく、ただ道路標識とともに、EU旗の真ん中に「ベルギー」と書かれた看板が立っているのみ。地名を赤色のバッテンで消してあるのは、その地名のフランスの村はここで終わり、の印。国境が村境と同じになっています。Img_0579

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2013年8月22日 (木)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -11-

ヴィック・シュル・セイユ、ヴェルダン(7/30・火、ともにロレーヌ地域圏)

 ラ・トゥールの「蚤をとる女」に魅せられた娘と私は、彼の生地ヴィック・シュル・セイユを訪ねることにしました。そこには、もうひとつのラ・トゥール作品があるのです。
 ナンシーから東北東へ30㎞、車で40分ほどのところにヴィック・シュル・セイユがありました。人口1300人ほどの小さな町ですが、町内には15~18Cに建てられた古い建物が建ち並び、なかなか風格のある町でした。Img_0457

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2013年8月21日 (水)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -10-

ロレーヌ博物館、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールとジャック・カロの世界(7/28・日)

 30年戦争(1618~1648)は、神聖ローマ帝国を舞台に全ヨーロッパが参戦した大戦でした。アルザスとロレーヌは、戦中は傭兵の侵入により強奪、陵辱、拷問、殺害等の惨禍を被り、戦後はフランス王国に併合されたり、極めて強い影響力を及ばされることになりました。こうしたとき、ロレーヌ公国では二人の偉大な芸術家が、活躍していました。画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593~1652)と版画家ジャック・カロ(1592~1635)。ロレーヌ博物館(ロレーヌ公宮殿)に二人の作品を見に行きました。Img_0211

  

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2013年8月20日 (火)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -9-

ナンシー(7/28・日、29・月、ロレーヌ地域圏、人口11万人)

Img_9935  土曜日、街の薬屋の温度計は34℃。ここ2,3日、猛烈に暑い。朝市では帽子屋が大繁盛でした。昼前、ストラスブールをあとに、ナンシーに向かう。高速道路に入ってしばらくすると、前方を数台のオランダ・ナンバーのアンティーク・カーが、スローライフを楽しむようにゆっくり走っていました。彼らを追い越した後一般道に降りると、広々とした麦畑が延々とつづいていました。すでにロレーヌ地方に入ったようです。

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2013年8月19日 (月)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -8-

ケール(7/26・金)

Img_9745  ストラスブール対岸の都市ケールを訪問。ライン河には、自動車道のヨーロッパ橋をはさんで、下流に鉄道橋があり、上流には自転車道と歩道が並行して走る吊橋が架かっていました。私たちは、この吊橋を歩いて渡りました。フランス側からは、若い男女がサイクリングをしながら渡っていきました。ドイツ側から来た親子連れは、橋の中央の休憩所で休んでいました。国境らしき目印には気がつきませんでした。ただ、吊橋の欄干の金網には、恋人たちの名前や日付を書いた錠前が、たくさんぶら下がっていました。写真は、ドイツ側にあった「邂逅」と題したモニュメント。

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2013年8月18日 (日)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -7-

ストラスブール(7/25・木、アルザス地域圏首都、人口27万人)

Img_9803_1 前日の夕方、河港近くのホテルにチェックインし、早速、観光客用の水上バスに乗船して、1時間のストラスブール遊覧に出かけました。水上バスは、旧市街を楕円状に囲んだイル川の水路を進み、欧州議会まで周遊します。車窓観察ならぬ船上観察から見えたもの。運河と閘門(運河の水面調節装置)と旧税関は古今、この街がライン河の水運を利用した商業都市であったことを教えてくれます。大聖堂と木組み住宅は、ストラスブールがアルザスを代表する都市であることの表徴。Img_9513 ドイツ帝国によって建設された共和国広場の建築物は、国境の街ストラスブールの近代史を映しだします。そして、ヨーロッパ議会は、この街がフランスの辺境にありながら、ヨーロッパの中心であることの証し。9時30分、遅い夕陽が古今の建築物に映えて、美しい。

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2013年8月15日 (木)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -6-

サント・オディール修道院(7/24・水)

Img_9321_1 コルマールからストラスブールに向う途中、モン・サント・オディールとナッツヴィルに寄る。前者は山中にある女子修道院、後者はナチスの強制収容所跡。どちらもヴォージュ山中にあり、標高700mから1000mのところにあります。道路は丁度、群馬や長野にある山間部の自動車道路と変わらない。まわりの景色も、建物さえなければ、群馬や長野の山中と見間違えるようです。

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2013年8月14日 (水)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -5-

アルザス・ワイン街道、オー・ケーニヒスブルグ城(7/23・火)

Img_9037  この日は、日帰りの小旅行に出かけました。コルマールから北へ約20㎞のヴォージュ山中にあるオー・ケーニヒスブルグ城を訪ね、帰路、ワイン街道の村リクヴィールとカイゼルベルクに寄ります。
 出発して間もなく、コウノトリの飛来する麦畑の向こうにブドウ畑の斜面が広がり、そのさらに向こうの山頂に、威風堂々たる山城が見えてきました。アルザスを代表する中世の城砦オー・ケーニヒスブルグ城です。 

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2013年8月13日 (火)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -4-

 コルマール(7/22・月、アルザス地域圏オー・ラン県県庁所在地、人口6.7万人)

Img_8756_3  ランスをあとにコルマールへ向う。シャンパーニュ地方の農地はきわめて広く、360度どこを見ても地平線の彼方まで、ずっと耕作地だ。ビートやトーモロコシはいまだ青々と茂り、小麦や牧草は収穫作業がはじまったばかり。高速道路を走って3時間たち、変化の乏しい景色に飽きた頃、前方になだらかな山並みが見えてきました。ベルギーを発ってはじめての山、ヴォージュ山脈です。あの山の向こうがアルザスです。

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2013年8月12日 (月)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -3-

ランス(7/20・土、21・日 シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏マルヌ県、人口20万人)

P1080384_1  ベルギーでの2日間の滞在の後、フランス東北部アルザス・ロレーヌへの10日間の旅に出かけました。ここからは、娘の運転するフォルクス・ワーゲンのゴルフが、私たちの足となります。シント・ニクラスから高速道路に乗り、翌7月21日の新国王就任式でにぎわうベルギーをあとに、ランスを目指しました。ゴルフは、広々とした耕地を横切り、時速130㎞で快調に走ります。地元のベルギーナンバー(B)にまじって南下するオランダナンバー(NL)が多い。フランスにはいると俄然、イギリスナンバー(GB)が増えました。初めての左ハンドル車というドライバーの運転も至極、順調な様子。

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2013年8月11日 (日)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅 -2-

 ブリュッセル(7/19・金)

Img_8373_1  2日目は、2009年にできたマグリット美術館とアール・ヌーヴォー建築を見学するため、ブリュッセルを訪ねた。マグリット作品は以前、上野の国立西洋美術館で開催されたベルギー王立美術館展(2006年秋)で初めて鑑賞し、強烈な印象を受けた記憶があります。是非、再会したい。またアール・ヌーヴォー建築は、娘の勤めるブリュッセルの店が、アール・ヌーヴォー様式の内・外装を施されていることから娘の関心が強く、主な建築物を見学してみることにしたもの。(写真:モン・デ・ザール庭園)

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2013年8月10日 (土)

フランドルおよびアルザス、ロレーヌへの旅-1-

 まずは、しばらくの休載をおわびします。なれない旅行とその準備のために、パソコンに向う余裕が、ありませんでした。   

  旅行記を、しばらくつづります。
 行き先は、ベルギー北部のフランドルとフランス東北部のアルザス、ロレーヌ。旅行期間は、7月17日から8月6日までの20日間。
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