『日本軍に棄てられた少女たち-インドネシアの慰安婦悲話』
10月14日の朝日新聞は、駐インドネシア公使だった高須幸雄・国連事務次長が、1993年8月、ジャワ島出身の旧日本軍の慰安婦らの苦難を記録したインドネシア人作家の著作が発行されれば両国関係に影響が出る、との懸念をインドネシア側に伝えていた、と報じました。情報公開された外交文書などから分かったもの。記者は、「日本政府が当時、韓国で沸騰した慰安婦問題が東南アジアへ広がるのを防ぐ外交を進めた」ことが明らかになったとし、一方、高須氏の行動が「当時のスハルト独裁政権の言論弾圧に加担したと受け取られかねない」と指摘しています。