オスプレイ初飛来
昨日の朝、米軍の垂直離着陸機オスプレイの参加する日米共同訓練に反対するため、榛東村の自衛隊相馬原演習場へ行きました。相馬原は、自宅から車で1時間ほどの距離、現地に到着した9時30分ころには、すでに50人前後の市民が「オスプレイ GO HOME!」等の横断幕を掲げ、オスプレイ飛来と日米軍事演習の反対を訴えていました。
現場では、オスプレイの飛来時間等の詳細情報はわからず、すでに演習場内に到着しているらしい、という話のみが伝わってきました。今朝の新聞報道によれば、午前8時53分に演習場に到着し、午後から、オスプレイから垂らしたロープを伝わって隊員が地上に降りる訓練等を繰り返し、午後5時前に飛び去った、という。 10時を過ぎる頃には、抗議の輪は広がり、人数を数えてみると150人ほどでした。私たちは、「オスプレイはアメリカへ帰れ!」とシュプレヒコールを声高に上げ、抗議の意思を表わしました。朝日朝刊は「約80人が集まり」と報じていますが、記者はどこをみていたのかな。 いつもデモや集会で感心するのは、参加者が自己の意思を表現するため、的確で分かりやすい手製のプラカードを掲げていることです。昨日も、オスプレイの絵を上手に書いた看板を持って参加した男性がいました。。 抗議の輪がもっとも大きくなったころ、大音響の軍歌と下劣な罵倒の言葉をがなり立てた右翼の街宣車が、飛び込んできました。いきり立った男が車から飛び出し、抗議する市民の真ん中あたりをめがけて突入を図り、駆け付けた警察官に取り押さえられました。この男は、こうしたパフォーマンスを演じて、いくらの報酬をえているのかなあ、と思いました。 演習場入り口での抗議集会では、参加者が次々とスピーチを披露し、オスプレイの危険性や日米共同訓練の違憲性を訴えました。スピーチが一段落したところで、「がんばろう」の歌声がはじまりました。突然、50年前に引き戻されたような妙な気分になりながら、「ガンバロウ~ オスプレイ~ かえれ~」と唱和しました。
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