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2017年5月11日 (木)

キビタキに出会う

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 探鳥は「冬」の行事との思い込みは、間違いでした。冬のあいだは、シジュウカラやエナガなどの留鳥と、ジョウビタキやシメなどの冬鳥が、樹々のあいだを飛び交って、目を楽しませてくれました。しかし春になり、落葉樹の新芽が萌えだして葉が大きく開くころになると、野鳥たちの姿は緑の中に埋もれてしまい、ただしきりに鳴くさえずりに、耳を傾けるばかりでした。Img_0020 今朝、つれ合いとともに近くの丘陵を散歩していると、コナラ林のなかから、ピピロピピロと鳴く鳥の声が聞こえました。しばらく、このさえずる声を聞きながら、声の主の姿を探しました。じっと動かずに、辛抱強く探すうちに、十メートルほど先の樹の枝で、さかんにさえずりつづける鮮やかなオレンジ色の胸をした鳥がいました。背の色は黄色く、白い斑のついた翼は、真っ黒です。目の上の眉の部分には、黄色の斑が通っている。初めて見た、美しい鳥です。丘陵の遠くから、ウグイスやシジュウカラのさえずり、聞こえます。

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